社会科についてAbout
概要
~社会科教育の取り組み~
〘 地球社会の平和と共生に貢献する世界市民の基礎を築く 〙
社会科では、地球社会の平和と共生に貢献する世界市民の基礎を築くために、学習の目的として次の3点を
掲げて、さまざまな取り組みをしています。
〇 自然と人間と社会とのつながりを理解し、心の世界を広げる。
〇 人間社会の多様性を学び、真実を見極める力、豊かな社会認識を身につける。
〇 創立精神を体現し、世界の平和に貢献する人材に育つ。
[1]授業配当・基本方針
1年次 地理(週3時間)
2年次 歴史 (週3時間)※近代の日本と国際関係まで
3年次 歴史・公民(週4時間)
授業における学びの基本は、「主体的に考え、たがいに議論しながら、設定された課題を解決すること」です。このプロセスの中で正確な知識や技能を獲得し、多面的な思考力や創造性を身につけることを目標としています。その一方で、小テストの実施や問題集・スタディサプリの取り組みは、家庭における学習習慣を確立するためのツールだと考えています。授業では生徒が主体的に質問するまでは、あえて教員は内容を細かく教えていません。授業でやるべきこと=ひとりではできない学びに集中することをめざしています。
[2]特色ある取り組み
(ア)長期休業期間を活用した課題
夏休みや冬休みには、学年ごとにテーマを決めて、探究的な課題に取り組んでいます。また、各種作文コンクールへの取り組み(人権・税・保険に関するものなど)を推進し、調べる・考える・書く力を育てる機会としています。
(イ)社会問題への関心を深める
社会問題への関心を深め、自分の意見を主張する力を養うために、学年に応じて次のような授業や課題に取り組んでいます。例えば、1年生は400字程度の原稿を書いて発表する「1分間スピーチ」、2年生は史料の考察や地域史を探究する「探究課題」、3年生は現役の弁護士による出前授業、株式学習ゲームの活用、新聞記事の要約・考察を論じる「新聞分析レポート」などの課題があります。
教科書で学ぶことが、具体的な社会の現象とつながっていたりすることを実感し、学習への意欲や関心を高められるように、また、身につけた知識を活用できるように、工夫をしています。
(ウ)基本的な知識の定着およびその活用
1年生は都道府県や県庁所在地、日本の諸地域の特色、世界の主な国の名前・位置・首都など、2年生は歴史上の出来事や人物、3年生は1年から3年までに学習した内容の問題に取り組み、社会科の基礎的・基本的な知識の定着を目的とした学習にも挑戦しています。そのために、スタディサプリや用語資料集(2・3年)、問題集(3年)を活用しながら、自ら進んでくり返し復習するように促しています。