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2022/11/15
鉄道巡検~海外編~
オーストラリア・クイーンズランド鉄道の旅
鉄道巡検旅行の海外編「オーストラリア・クイーンズランド鉄道の旅」
淑徳中学校では、中学3年生になるとオーストラリアへ1週間語学研修に行きます。
語学研修はアメリカ合衆国orカナダの「3ヶ月語学研修」も選択することができます。
今回は、中学3年生の部員が、週末にクイーンズランド州のゴールドコーストへ訪問した際に利用したクイーンズランド鉄道について紹介します。
クイーンズランド鉄道は州営で、都市圏旅客輸送(シティートレイン)、長距離旅客輸送(トラベルトレイン)、貨物輸送(QRナショナル)の列車運行を行っています。
今回はブリスベンのセントラル駅から約1時間からほど乗車し、ヘレンズベール駅(Helensvale Station)で下車して、ここでトラム(路面電車)に乗り換えるルートでゴールドコーストまで行きました。
まずセントラル駅に表示されている電車の行き先表示板。
目的地別に色分けされており、初めてでも非常に分かりやすかったです。
電車は定刻運行されていました。

オーストラリアのクイーンズランド州を移動するなら、是非持っていたい「Goカード」という交通ICカード。
日本でいうSuicaやPASMOのような使い方ができます。
電車だけでなくバスに乗車する際もGoカード1枚あれば困ることはありません。
街中のKIOSKのようなお店で購入することができ、駅の発券機でチャージすることができます。
オーストラリアでは繁忙期と閑散期では、運賃体系が異なっているようで、今回は閑散期の運賃で乗車することができました。
セントラル駅の自動改札。
なんてカラフルなのか!駅全体がシンプルというかそれほど色彩豊かな雰囲気ではなかったため、自動改札のカラフルさがとても目立っていました。
仕組みは日本と同じ。
手前のパネルにGoカードをタッチすれば、蝶蝶の羽のようなゲードが開きます。
電車内はクロスシートとロングシートの車両があり、自由に乗ることができます。
週末ということもあり、家族ずれや団体の観光客がクロスシートを多く利用していたため、ロングシートに着席しました。ロングシートはあまり人気がないのか、ガラガラ。
「都市圏旅客輸送」の区間でしたが、沿線はどこまでも続く田園風景。
パークアンドライドも整備されており、各駅前は広大な駐車場になっている所がおおくあります。利用者は無料駐車場に車をとめ、電車で通勤する方も多くいるそうです。
定刻通りにヘレンズベール駅に到着。
ここからは「ゴールドコースト・ライン」に乗車しました。
路面電車ですが、3~5分間隔で運行されており、利用者も非常に多く混んでいました。
モータリゼーションが発展しているオーストラリアですが、路面電車専用レーンが整備されており、車走行の邪魔にはならない工夫がされていました。
環境にも配慮した省エネ車両で、低床化が進んだ近代的な車両が多く、駅周辺は緑化され芝生公園なども多くありました。
日本でも宇都宮で路面電車が整備されていますが、今後の日本でも導入したい取り組みが多くあり、とても参考になりました。
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