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2024/10/07
2024専修大北上版裏選手権の開催
10月2日から開催されております第103回全国高校サッカー選手権岩手県大会。本校は10月12日の3回戦から登場しますが、それに先立ち先日メンバー発表を行いました。分かっていることとはいえ、残念ながらメンバーに入れない選手が約70名おります。更にその中には3年間一生懸命練習に励んできた3年生も含まれます。全国大会への出場権を得られれば、メンバー変更はあるものの一つの区切りとして選手権岩手県大会に出場できない3年生のために専修大学北上高校版「裏選手権」を新しくできた本校人工芝グランドで開催しました。

戸澤コーチ率いる緑チームと、渡辺コーチ率いる白チームの対戦です。2人のコーチが均等に分け、足りないポジションにはメンバー入りしている3年生をプラスしチームを構成しました。メンバー入りした選手と、メンバーに入れなかった1・2年生で本番さながらの応援を繰り広げ試合を盛り上げます。

試合は、前半ペナルティーエリアの外にこぼれてきたボールを戸澤軍(緑)佐々木志庵が右足を一閃、目の覚めるようなシュートをゴール左上隅に突き刺します。応援団の声援に見事なゴラッソで応えます。その後も戸澤軍が攻勢を強めるものの、追加点を奪えず1-0戸澤軍リードで前半が終了します。後半も勢いは止まらずCKから平山陽斗(メンバー)が滞空時間の長いヘディングできれいに追加点を奪い2-0とリードします。しかし、渡辺軍(白)も黙っていません。リードされた直後、右サイド小山剣心のセンターリングを小原颯太が打点の高いヘディングから得点を奪い2-1とし反撃を予感させます。しかし、次の得点を奪ったのはまたしても戸澤軍佐々木志庵でした。右サイドに流れてきたボールを冷静に蹴り込み3-1としリードを広げます。渡辺軍にとっては追いつきたかっただけにこの1点は非常に大きな失点となってしまいました。試合終盤、FWにポジションチェンジしていた小原颯太が縦パスから、見事なコントロールと見事な反転で相手を交わし3-2とします。あまりのビックプレーに、ベンチで観戦していたスタッフは元オランダ代表のベルカンプのプレーを彷彿させると湧きに湧いていました。先日のリーグ最終戦で脳震盪となり、残念ながらこの日はプレーできず主審を行った高橋丞の巧みなさじ加減もあり大いに盛り上がった裏選手権でしたが、結果3-2で戸澤軍(緑)の勝利で幕を閉じました。
   渡辺軍
   戸澤軍
   両チームキャプテンによる選手宣誓