国語科についてAbout
概要
~国語科の取り組み~
〘 言葉の力・論理的思考力・コミュケーション能力を育てる 〙
国語の授業での様々な言語活動を通して、言葉を駆使して論理的・創造的に思考・表現したり、感性を豊かにしたりしていきたいと考えています。日常的に、他者と対話を通して学び合うことを大切にしながら、楽しく生き生きとした主体的で深い学びを目指していきます。
【多様な学習活動の設定】
国語の力を育むためには、実際に言葉を使うことが欠かせません。そこで、「文学」「言語・表現」のどちらの学習においても、多様な言語活動を設定し、生徒にとって魅力ある学習の場を提供していきます。
【学びの自覚を促す振り返り活動の充実】
国語科はともすると「何を学んだのかが分からない」と言われてしまう教科です。そこで、自分自身が学んだこと・できるようになったことの自覚化を促すメタ認知的な活動を充実させるため、毎回の授業で振り返りを書く場面を設定していきます。この活動を通して、自分自身に身についた国語力を実感すると共に、他の学習場面への転移を促していきます。
【漢字力・語彙力、自己を調整しながら学ぶ力の育成】
本校での漢字力・語彙力の育成は教科書と補助教材を併用して行います。それらを活用し、考査と同じテスト範囲でのプレテスト、さらにリベンジテストの場を設定します。このことを通して、漢字力・語彙力はもちろん、自ら計画立てて学ぶ力を育むこともねらっています。「漢検」を学期に1度実施し、学びの目標を設定できるようにしています。
【百人一首を通して行う古典の学習】
中学校では古典を学び始めます。古典に興味をもつために創価中学校では百人一首の暗唱に力を入れて取り組んでいます。卒業するまでに、百首すべてを暗唱します。何回も声に出して読むことで意味にも通じていくようになり、生徒が自ら数多くの古典に触れていくようになります。
【書写教育】
国語Bでは書写の学習も行います。創価中学校では電子黒板を設置した書道教室があり、そこで書写の教員から丁寧な解説と実習で着実な力がつくようにカリキュラムが組まれています。毛筆は水書き書道をICTと組み合わせて作品を積み重ねます。硬筆では毛筆と関係づけながら楷書、行書を学び、手紙の書き方など実用に結びつけるようにします。
【詩の朗読コンテスト】
英知の日に向けて、学年ごとに創立者の詩の朗読コンテストを実施します。クラスの友人と創立者の詩を読み深め、創立者の思いを学ぶと共に、表現の工夫やコミュニケーション力を高めていきます。
【ビブリオバトル】
読書教育の一環として学年ごとにビブリオバトルを行っています。ビブリオバトルとはゲーム感覚を取り入れた「書評合戦」です。おすすめの本を持ち合い、プレゼンし、聴衆が一番読みたくなった本を「チャンプ本」とします。友人の本を語る姿が幅広い読書への契機となっています。
【読書教育】
朝読書の活動を中心に、読書に親しむ機会を多様に設定していきます。授業において夏目漱石、太宰治、芥川龍之介など文豪の作品や現代的な話題を取り上げた新書を読む活動を行い、日々の読書習慣に結びつくような取り組みも行います。
特徴的な学習活動例
〔全校〕
・創立者の詩 朗読コンテスト
・学年別ビブリオバトル
・文庫本による文学探究
・『水』で書く書写、『筆ペン』書写
〔1年〕
・プレゼンテーション力をアップさせよう~「未来のヘルメット」プレゼン大会~
・論説文で学んだ読み方を活かして自分の選んだ「新書」を読み解こう!
〔2年〕
・共創的対話の仕方を考えよう~「話し合い」を話し合う!~
・ディベート
・美術とのコラボ授業~随筆を水墨画に!~
〔3年〕
・卒業論文の書き方を学ぼう!
・夏目漱石「夢十夜」を読み、自分の「夢十一夜」を創作しよう!