増上寺御忌法要・高3研修

　毎年4月、増上寺にて行われている御忌に聖歌隊が参加します。御忌とは浄土宗の宗祖法然上人の回忌法要を指します。増上寺では4月上旬に盛大に法要を勤めており、そのうちの1つの法要に本校の聖歌隊が参加しています。増上寺御忌法要への参加は昭和30年代にまでさかのぼります。生徒は聖歌隊として聖歌の奉納をするだけでなく、献具や仏様のもと灯を捧げるなど、浄土宗の最も大きな行事の一翼をしっかりと勤めております。

　毎年4月中旬に高3対象の増上寺研修が行われます。生徒にとっては朝8時の集合から約半日かけて、増上寺にて講義や勤行を通し残り1年どのように過ごすか、気構えを正す研修となります。講義では僧侶による仏教の教えや人生経験など様々なことを学びます。勤行では足のしびれに耐えた後、献灯式と呼ばれる各自手元に与えられたろうそくの灯を、仏様のもとに持ち寄る神秘的な儀式を通して研修は終了となります。生徒達は各々何を想い、何を心に決めるのでしょうか。淑徳での最後の1年間を悔いのないものにしてもらいたいと祈っております。