スタンド応援！

　全国高等学校野球選手権東東京大会のスタンドに、夏の風物詩であるブラスバンド応援が3年ぶりに戻ってきました！　　
　昨夏の大会ではベスト８に進出した淑徳高等学校硬式野球部。今年も上位進出を狙っている選手達の活躍を後押しすべく、本校でも3年ぶりに吹奏楽部とバトンダンス部の応援団が結成されました。また毎試合100名近い高校3年生も応援に駆け付け、学校関係者、保護者、ＯＢ達を加えスタンドには素晴らしい応援団が結成されました。
　「紅」「あまちゃん」「さくらんぼ」などの応援歌やチャンステーマ「Spanish Fever」のテンポ良い演奏、バトンダンス部で結成されたチアリーダー達に彩られた素晴らしい応援を背に選手たちは必死に戦っていました。4回戦敗退という結果に終わり2年連続で準々決勝進出とは行きませんでしたが、初戦では強豪安田学園を破り、3回戦では7点差を追いつかれながら最終回に勝ち越す大接戦をものにし、東海大高輪台には敗戦となりましたが、何度もチャンスを作り締まった好ゲームでした。
　3年生達はコロナ禍で入学した世代で、多くの行事が潰れてしまったり、簡素化されたものとなってしまいました。青春時代の大事な時間を奪われてしまった学年ですが、今年度は体育祭が通常通り実施できたり、少しづつ日常を取り戻してきた中、3年ぶりの野球部応援でした。炎天下に負けず一生懸命に演奏する吹奏楽部の姿、バトンダンス部の満面の笑顔、一球一打に湧きながら勝利を信じプレーを見つめる生徒達の真剣な眼差しがとても印象的でした。目標に向けて必死に取り組んだり、一生懸命な姿を応援したり称賛し合うのが淑徳生の素晴らしさです。こういった空間を共有し合うことこそ、本当に大事な時間、経験となります。きっと大切な思い出の１ページとなるはずです。敗戦の悔しさは後輩たちに引き継がれ硬式野球部は増々良いチームへと成長するはずです。そして、来夏も学校一体となった素晴らしい大応援団がスタンドに結成されることでしょう。野球部員、吹奏楽部員、バトンダンス部員、一般生徒達の今後の活躍を期待しています！
　第105回全国高等学校野球選手権大会、夏空の下、スタンドでまたお会いしましょう！頑張れ淑徳生！！