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2023/12/21
国際線客室乗務員(CA)と淑徳の英語教員と兼業する荻原先生にインタビューしました(前編)
淑徳には日本全国の学校を探しても、ここだけにしかいないユニークな経歴を持った先生が何人もいます。他の学校では絶対に学ぶことができない、そんな淑徳のキャリア教育を支えている先生たちをご紹介します。
1人目は、おそらく日本でただ一人、現役の大手航空会社の国際線客室乗務員と、中高の英語教師を兼業する、荻原朱里(おぎはら・じゅり)先生です。客室乗務員として世界の国々を飛び回りながら、淑徳で英語を教えている荻原先生に、貴重なお話とキャリア教育に対する想いを伺いました。
(質問者:神内)
本日はよろしくお願いします。
(荻原)
こちらこそよろしくお願いします。
(神内)
先生は2年前から淑徳の先生と国際線客室乗務員を兼業されていると聞きました。最初先生の存在を聞いた時は本当にびっくりしたのですが、今はどのような形態でお仕事をされているのでしょうか。
(荻原)
はい、2年前から本業である国際線担当の客室乗務員として勤務しながら、淑徳で非常勤の兼務嘱託教諭として勤務させていただいています。
勤務形態としては、客室乗務員として月10日ほど勤務し、月4~5本のフライトを担当しています。そしてフライトがない時間を使って、2023年度は週2日淑徳で英語教師として勤務しています。
(神内)
フライト先はどのあたりでしょうか。
(荻原)
私はアジアを中心に中距離線を担当しています。主なフライト先は、香港、台湾、シンガポール、バンコク、ホーチミンシティ、シドニーなどです。ですので、香港やシンガポールから日本の戻った次の日に、淑徳で英語を教えている、ということもよくあります。
(神内)
本当に凄いですね!日常的に世界各地を飛び回りながら、淑徳生に英語を教えるなんて、英語の先生としてはとても理想的ですし、生徒にとってもとても刺激的だと思います。
淑徳の英語の授業では何年生を教えていらっしゃるのですか?
(荻原)
2023年度は主に中学1年生のIP(international perspective )を外国人教員と一緒に担当しています。2022年度は高校1年生のIPを担当していました。普段の客室乗務員の業務でも英語をよく使っているので、外国人教員と一緒に実用的な英語を教えることができます。
(神内)
自分が受けてきた英語教育からすれば、国際線の客室乗務員をされていて、普段から生きた英語を使われている先生と外国人教員とのコラボレーションで中学の時から実用的な英語を教えてもらっている淑徳生が本当にうらやましいです…。
先生はどのようかことがきっかけで淑徳で教えることになったのでしょうか。
(荻原)
実は淑徳は私の母校なんです。留学コースの出身です。また、学生時代までは教員志望だったので、教員免許も持っています。ただ、就職活動の際に、もう少し自分の視野を広げてみたいと考えて大手航空会社の客室乗務員の採用試験を受けたところ、合格することができました。教師になるか、客室乗務員になるか、とても迷いましたが、客室乗務員の経験は将来きっと教師になることがあった時も役立つに違いないと思い、客室乗務員に就職したのです。
そして、2020年に新型コロナウイルスの流行により、私の会社も含めて航空会社は大きな影響を受けました。フライトが減少し、兼業を始める社員が増え、従業員の柔軟な働き方が促されることになりました。本業に支障がない限り、社会人・組織人としての知見・能力の向上に資する兼業である事を条件に兼業が許可されました。
そこで、私が選んだ兼業が、母校である淑徳での英語教師でした。卒業生でもあるので、学校の事情もよく知っております。また、在学中に教えていただいた恩師の先生方もいらっしゃるので、母校での英語教育を通じて社会人としての能力が向上できる様、英語教師を始めることになりました。
(神内)
国際線の客室乗務員として働きながら、母校の後輩達に英語を教える。本当に素晴らしい働き方ですね!ちなみに先生の勤務先では先生以外にも兼業されている客室乗務員の方はいらっしゃるのでしょうか。
(荻原)
はい、おります。例えば、看護師免許を持っている客室乗務員の方は、フライトの時間以外に看護師として働いている人がいます。また、介護の仕事と兼業している方もいます。ただ、教師と兼業している客室乗務員は、他の会社も含めて全国的にも私以外にはまだほとんどいないかもしれません。
(神内)
実は私も弁護士と教師を兼業している、変わった人間なのですが、先生も本当に珍しい兼業をされていると思います。スケジュール管理は大変ではないでしょうか。
(荻原)
はい、やはりスケジュール管理は本当に大変です。私には2人の子どもがいるのですが、育児をしながら、客室乗務員として様々な渡航先にフライトをして、淑徳でも割り当てられたコマ数分の授業を担当する。特に国際線の業務は一時的であっても日本を離れなければならないので、フライト中に日本で緊急事態が起きてしまった場合の対処は本当に大変です。
ただ、会社の理解があり、今まで何とかやりくりができています。
(神内)
客室乗務員の仕事ではこれまでどのくらいの国に行かれたことがあるのでしょうか。
(荻原)
定期便だけでなくチャーター便で行った先も含めると、行ったことのある国・地域の数は100以上かもしれません。ヨーロッパの国はほとんど行きました。
(神内)
そんなにたくさんの国・地域に行かれたことがあるんですか!
(荻原)
はい。行ったことのある国・地域の数も多いですが、それだけでなく客室乗務員として様々な経験もしました。国際線のファーストクラスやビジネスクラスを担当し、世界の著名な方々へおもてなしをしたり、日本サッカー代表が搭乗するフライトを担当していたこともあります。
(神内)
えー、そうすると先生から聞ける面白いエピソードがたくさんありそうですね(笑)そのようなエピソードも含めて、世界中の国・地域を飛び回り、様々な人と出会った先生のご経験は、きっと生徒にとっては本当に刺激的だと思います。
(中編へ https://bukatsunavi.com/page/shukutoku/career/news_details/?id=65843cc8b9418)
国際線客室乗務員(CA)と淑徳の英語教員と兼業する荻原先生にインタビューしました(中編)
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