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2025/12/18
3年生引退イベント その2
★「肩が痛い~~」、「そんなに動けない~~」★

あいにくの雨が止んできた11時過ぎ、グラウンドにて両チームともウォーミングアップが始まりました。気合の入る1・2年生、気合は入るもののどこかうめき声が聞こえる3年生チーム。写真を撮ろうと3年生チームに近づくと、「肩が痛い~~」、「そんなに動けない~~」と若者らしからぬ様子でキャッチボールをするのがやっとな選手も多かったです。

キャッチボールを終え、シートノックまでの時間に3年生の保護者が準備してくださった軽食と温かい飲み物をいただきました。
シートノックが始まると、そんなに動けないと言っていた3年生の動きが一変。機敏になり動きが現役時に戻ってきていました。さすが高校生、若者らしからぬことを言っていても、野球になるとスイッチが入り真剣な表情も見ることができました。
シートノックが始まると、そんなに動けないと言っていた3年生の動きが一変。機敏になり動きが現役時に戻ってきていました。さすが高校生、若者らしからぬことを言っていても、野球になるとスイッチが入り真剣な表情も見ることができました。
★盛り上がる3年生チーム、悔しい表情の1・2年生チーム★
両チーム整列し、久しぶりのグラウンドでの再会に恥ずかしがる部員たち。全員で握手をし、試合が始まりました。
3年生チームは1回表、試合開始と同時に声で圧をかけます。その圧に押され、先頭バッターがセンター前に放つと、その打球を後逸し、0アウト3塁のピンチ。次の打者もセンター前にはじき返し1点先制。そしてその後もヒットが続き合計4得点で、完全に勢いで圧倒しました。1回裏、1・2年生チームの攻撃は、四球やエラーで出塁し、3得点。3年生チームは失点を許したもののまだまだ勢いが衰えませんでした。両チーム追加点が奪えない展開で進みますが、以前、3年生チームが優位。しかし4回裏、ついにその均衡が破られ、1・2年生チームがパスボールで1点を奪い、同点としました。
そして迎えた5回の最終回、3年生チームは無得点に終わり、1・2年生チームは負けがなくなる展開に。5回裏、先頭打者が打ち取られ、その次の打者が三遊間にヒット性の打球を放ちますが、間一髪アウト。3年生の守備が光りました。このまま終わるかと思ったその時、レフトに大飛球が放たれ、フェンス際までボールが飛びます。いつもは無いフェンスがあり気になったのか、レフトが落球してしまいます。その隙をついてバッターランナーが2塁に進みました。1打サヨナラのチャンスで、1・2年生チームは4番打者に回ってきました。強振した打球は、セーフティバントみたいな打球になり、3塁線のライン際に止まりそうなところを3年生投手が無理やり手でファールにしようとしたプレーを主審が見逃さずフェアと宣告しました。その隙を見た2塁走者が一気に回ってきてホームイン!!1・2年生チームがサヨナラ勝ちで、なんとも面白い展開で引退試合が終了しました。
試合後、高校2年生から引退する3年生に感謝の気持ちとして、お菓子が贈られました。
そして3年生とその保護者から、顧問にも花束をいただきました。
2年半という短くも長い高校野球を続けてきた3年生に対して、敬意を表します。いろいろやりたいことや面白そうなことが溢れているこの時代に、高校野球を、よく選択し我慢強く続けてくれました。一生懸命・本気で取り組んだことは一生の財産になると思います。この経験を今後の人生に生かしてもらいたいと強く願います。